アルミについて

アルミについて

アルミとは?

アルミは比重が2.7で他の非鉄金属に比べ軽く『軽金属』と呼ばれてます。
アルミは軽い上に加工しやすく、 表面酸化させると耐食性もあり、電気・熱の良導体でもあるので用途はきわめて広範です。
またアルミの融点(約660℃)は低く、他の金属に比べると少ないエネルギーで溶かすことができます。

取り扱い一覧

アルミニウムの特徴

リサイクル容易な金属

アルミニウムは融点(固体から液体になる温度)が低い(約660度)ので、他の金属に比べると少ないエネルギーで簡単に溶かすことができます。
再生地金を作るときに必要なエネルギーは、新地金に比べてわずかに3パーセントですみ、残り97%のエネルギーを節約できます。
これを電力量に換算すると、一般家庭955万世帯(東京都、神奈川県、静岡県の合計世帯数と同じ)が一ヶ月に消費する電力量に相当します。

すぐれた耐食性

水や海水、薬品に対しても、すぐれた耐食性を持ち、甲子園球場の銀傘のように浜風にさらされる場所で30年間使用されても、何ら問題は生じませんでした。

強度がある

アルミには豊富な種類の合金があり、引張強さも約70~600N/mm2と幅広い範囲で変化します。
このため用途に合わせて必要強度の合金を選定できます。

電気導電性

アルミは銅の約60%程度の導電率です。
しかし比重が軽いため、銅の半分程度の重さのアルミを使用して、銅と同じ電流を流すことができます。

表面処理

アルミ独自の表面処理法である、アルマイト処理により、無色透明な酸化皮膜を表面に形成し、美しい銀白色の金属光沢を保持したまま耐食性、耐摩耗性を大幅に向上させることができます。

無毒性非磁性

アルミには毒性がなく、食品類との反応もないので食品や薬品の包装容器として適しています。
また電磁気の磁場にほとんど影響されず磁気もおびないため、非磁性を要求される検査機や電気機器に用いられます。

反射性

アルミには赤外線から紫外線に至る光や、すべての電磁波をよく反射します。

低温ぜい性がない

アルミには低温になっても鉄のような低下がなく、極低温になるとかえって強度が高くなるという性質があります。
このため、LNG船やその貯蔵タンク、また超電導を利用したリニアモーターカーなどには不可欠な材料です。

アルミニウムの保管

表面にキズがつきやすく軽微な汚れや腐食を発生します。

湿気と塵埃に留意しなければなりません。

発生した傷が浅い場合は研磨によって取り除くことができます。

アルミニウム製品の表面の曇りをなくして、常につやのある状態を保つようにするには、表面をシリコンクロスで絶えず磨くか、柔らかい布へ上質のワックスまたはペーストを付けてこすりつやを出してください。
指紋などはケトン、ベンゾールでふきとります。

参考メモいろいろ

【アルマイト加工・alumite】アルミニウムの陽極酸化皮膜のご説明

アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、及び、装飾その他の機能の付加を目的として行われる。

陽極酸化とは、対象となる材料の表面を陽極として、主に強酸中の水の電気分解により酸化させることを指し、アルミの表面をアルミナでコーティングする技術の総称である。

希硫酸やシュウ酸(蓚酸)などを処理浴に用いて、アルミを陽極として電気分解することにより、表面を電気化学的に酸化させ、酸化アルミニウム(アルミナともいう)の酸化皮膜を生成させる。
ホウ酸など、酸化アルミニウムの溶解力の低い酸を用いて、バリヤー皮膜と言う数十nm~数百の薄い酸化層を形成する方法もあるが、一般的には蜂の巣状に溶解する孔(ポーラスという)を作り、数μmから数十μmの多孔質皮膜を形成し、それを沸騰水または酢酸ニッケルなどの高温水溶液、加圧水蒸気により水和する事でβアルミナ化する事により、孔壁を水和膨張させる事により孔を封じ(封孔処理という)、耐食性を向上させたものが製品化されるのが一般的である。
化学反応による不活性化、高分子などにより孔を埋める様な封孔処理方法もある。

多孔質皮膜の特性を利用して、ポーラスに金属塩や有機染料などを吸着させて着色することも可能である。
また、ポーラス内に電気化学的に金属などを析出させて着色する二次電解、三次電解と言うカラーアルマイトもある。
アルミサッシなど、腐食環境で使用される部材においては、封孔処理しない状態で電着塗装を施した
「陽極酸化塗装複合皮膜」が用いられるのが一般的となっている。
現在、アルマイトの電解液には硫酸が用いられるのが一般的であるが、蓚酸などの有機酸やクロム酸、リン酸なども用いられている。ホウ酸浴などで比較的厚いバリヤー皮膜は、絶縁被膜としてコンデンサーなどに用いられている例がある。

酸化アルミニウムは非常に硬質であり耐久性に優れるが、強酸や強アルカリに対しては溶解したり腐食する場合があるので、注意が必要である。また、アルミニウムはイオン化傾向が高い金属であるため、安定な酸化物であるとしても、海水や醤油(食塩などの電解質)に曝される場合、または、鉄や銅などの金属に湿潤状態で接触すると腐食しやすいので、使用上の注意が必要である。
アルマイトを利用した家庭用製品には弁当箱ややかん、鍋などがある。アルミニウム製の建材、電車や航空機の内装品、各種のネームプレートや化粧板などに幅広く用いられている。

当社でもアルマイト処理したもののご用意はしておりますが、形状・サイズ・数量によては納期がかかる場合がございますので、お問い合わせいただいた時点でご確認ください。
通常、ご指示が無い場合は通常の材料のお見積もり、販売となります。

「日常生活で使用されているアルミ鍋」の一口メモ

市販されてるアルミ鍋のほとんどは、表面を酸化皮膜を人工的に厚くしたアルマイトで腐食に強くしたものです。
アルミは酸性、アルカリ性に弱いので酢などの酸性の物を使用した料理や、コンニャクなどのアルカリ性の強い食材を使った料理はなるべく避けたほうがいいです。
また空焚きも厳禁です。
ステンレス製のたわしなどでごしごしこすったりしても酸化皮膜がきづついてしまうので、やわらかいスポンジなどを使うと良いです。

黒ずみの原因

アルミ板等にできる黒ずみは、酸化皮膜が傷ついてはがれてしまいアルミ素地が表面に出てしまったことが原因です。
露呈されたアルミ素地が水分と反応して水酸化アルミを形成し、それが水分中のミネラル(カルシウムや銅など)と複雑な化学反応を繰り返すことで、黒く変色して見えるようになります。
これを黒色化反応と呼びます。
水酸化アルミは体に無害な成分でそのままにしてても問題ありません。

黒ずみの対策

できてしまった黒ずみは、レモンを輪切りにしてよくこすってみたり、リンゴの皮や芯を水にいれて15分ほど沸騰させてみると、それらに含まれる酸が黒ずみを取ってくれます。
これでも完璧に落ちない場合はクレンザーやスチールたわしで根気強く取ってください。
しばらくすれば再び空気中にて酸化皮膜が形成されますが、それ以前に使ってしまうと再び黒色化反応を起こしてしまいます。
黒ずみを落としたアルミ鍋はそのままにしないで、とぎ汁か野菜くずを10~15分ほど沸騰させてやると良いです。
こうすることでアルマイトに似た皮膜が形成されます。
ただしアルマイトほどではないので、定期的にすることをおすすめします。

アルミのお手入れ方法
汚れは中性洗剤をぬるま湯で薄め柔らかい布で洗い落としてください。
その後十分水洗いし乾いた布で拭き取ってください。
タワシなどで強くこすったりすると傷がつき腐食の原因となります。
また、酸性・アルカリ性の洗剤もNGです。
制汗剤にアルミニウムが含まれたものが使用されてることはご存知でしょうか?
多汗症などで病院で処方される外用制汗剤に塩化アルミニウムがあるそうです。
これから汗をかく季節となります。ご参考までに。

アルミパイプの材質の特徴がわかる表をご紹介いたします。
材料選びの参考にしてください。

化学成分表

(略式のものですので詳しくはJISブックでご確認ください)


種類
Si
ケイ素
Fe
Cu
Mu
マンガン
Mg
マグネ
シウム
Cr
クロム
Zu
亜鉛
Ti
チタン

Al
アルミ
ニウム
A10700.20
以下
0.25
以下
0.04
以下
0.03
以下
0.03
以下
0.04
以下
0.03
以下
0.08
以下
99.7
以上
A10500.25
以下
0.40
以下
0.05
以下
0.05
以下
0.05
以下
0.05
以下
0.03
以下
0.08
以下
99.5
以上
A50520.25
以下
0.40
以下
0.10
以下
0.10
以下
2.2

2.8
0.15

0.35
0.10
以下
0.15
以下
残部
A60630.20

0.6
0.35
以下
0.10
以下
0.10
以下
0.45

0.9
0.10
以下
0.10
以下
0.10
以下
0.15
以下
残部

一般的性質

(取扱いメーカー参考資料)

種類



















ガス




アルゴン




抵抗
A1050AAADAAAA
A5052AABCCAAA
A6063AACCAAAA
*良好なものから順にA~Dとランクを付けています。Dの場合は施工を行わない方が良いでしょう。

【A1070TD-H14】引抜管
この材料は加工性・耐食性・溶接性などに優れてるが強度が低いため、構造材には適しません。家庭用品、日用品、電気器具に多く使用されてます。

【A5052TD-H14】引抜管
合金の中でも中程度の強度を持つ材料で、装飾用材・器物用材・構造材などに使用されてます。海水や工業地帯の汚染雰囲気に強いです。

【A6063TE-T5】押出し管
この合金は強度・耐食性もと良好で、優れた押出性を備え建築用サッシを中心に使用されている。
(押出管に比べ引抜管の方が精度・強度がある

それぞれの材質によってご用意できるサイズが異なります。
ご希望のものをメールからお問い合わせください
お待ちしております。

『NSP』って?簡単に説明します

New Standard Priceの略語で、アルミ地金の標準価格を示すものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。
NSP適用期間    相場適用期間
01~03月        9~11月
04~06月       12~02月
07~09月       03~05月
10~12月       06~08月
となります。これは、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。
1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるものです。
反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

NSP変動表

銅建値との比較グラフもご覧ください。

【ジュラルミン】強度の高いアルミニウムについてご紹介

ジュラルミンは、アルミニウムに銅4%、および少量のマグネシウムとマンガンを加えた合金です。
比重は鉄の約3分の1であり、同一重量当りの強さ(強さ/重量比)は鉄材の3倍となるため、この値の大きいことを要求する航空機用材に最適で、以来今日まで飛行機の機体用の構造材となっています。
さらに強さ/重量比の改善を目ざしての改良合金がつくられ、いわゆる超ジュラルミンが種々つくられたので、強さはジュラルミンに比べ50%以上向上しています。

A2017(ジュラルミン)
純アルムに銅(4%)、マグネシウム(0.5%)、マンガン(0.5%)を含有したアルミ合金。
いわゆるジュラルミン。
耐食性、溶接性に劣るが、強度が高く切削加工性が良い。
航空機用材、自動車用部品などによく用いられます。

A2024(超ジュラルミン)
純アルムに銅(4.5%)、マグネシウム(1.5%)、マンガン(0.6%)を含有したアルミ合金。
超ジュラルミン。
ジュラルミンより強度が高く、切削加工氏が良いです。

A7075(超々ジュラルミン)
純アルミに亜鉛(5.5%)、マグネシウム(2.5%)、銅(1.6%)、クロム(0.3%)を含有したアルミ合金。
超々ジュラルミン。
アルミニウム合金中最高の強度をもつ合金の一つです。
ただしクラックが入りやすく、加工性が悪く繰り返し荷重に弱いです。
航空機用材やスキーなどに用いられます。

板・丸棒等でご用意ができます。
お探しのサイズ・数量をメールからお問い合わせください
お見積もりさせていただきます。
ただし、在庫状況等によりご用意できない場合もございますので、予めご了承ください。
お気軽にお問い合わせいただけることをお待ちしております。

アルミ基礎知識(1)

アルミニウム合金展伸材、合金番号について

*展伸材とは、圧延、押出し、引抜き、鍛造などの塑性加工を施して、板・棒・線材のどを製造するための素材。

実用に供されてるアルミニウム展伸材は合金系から分類されており、工業用純アルミニウムとアルミニウム合金があります。
展伸用アルミニウム合金は、Al-Cu系を基本とするジュラルミン系のものと、Al-Mg系の銅を含まない系統のものとに大別されます。

アルミニウム合金番号は4桁の数字からなり、最初の桁の数字は合金系を示し、第2番目の桁はその合金が改良された場合に付ける番号のため0と空けてあります。
最後の2桁の数字は合金番号を示します。
ただし、1000番台の純アルミニウムに限って最後の2桁は純度を意味し、A1050は99.50%、A1070は99.70%のアルミニウムを意味します。

例えば、A5052(合金系)やA5052(合金番号)

参考資料『アルミ合金物質的性質の一部』

*物質的性質は質別によっても変わります。下記の数値はあくまでも参考資料です。

合金系統JIS記号熱伝導率
(25℃・Jgs)
導電率
(20℃・IACS・%)
硬さ
(Hv)
比重
g/cm3
純アルミニウム系A1050
A1100
225
222
60
59
30
26~36
2.71
2.71
Al-Cu系A2011
A2017
A2024
147~171
134
121~151
39~45
34
30~38
123~128
130
145
2.82
2.79
2.77
Al-Mg系A5052
A5056
A5083
138
109~117
117
35
29~27
29
50~82
75~95
80
2.68
2.64
2.66
Al-Mg-Si系A6061
A6063
155~184
209
40~43
55
105
60
2.7
2.69
Al-Zn-Mg-Cu系A7075130331702.8
(元素記号: Al・アルミニウム Cu・銅 Mg・マグネシウム Si・ケイ素 Zn・亜鉛)

アルミニウムの熱的、電気的性質は軽量という特性に加え経済性の観点から、熱伝導と電気伝導が最も優れている銅の代替材料として広く利用されています。

アルミ基礎知識(2)

アルミニウム合金の質別

アルミニウム合金の特性は加工や熱処理によって著しく影響されるので、合金番号の後に質別記号が付されます。

参考資料『調質記号一覧』
記号説   明
O焼きなましにより、最も軟らかい状態
F製造したまま(押出加工のまま)
H冷間加工した硬質材料
H18冷間加工をおこない、加工硬化させてもの
H24H18にした後に、適度の熱処理によって所定の硬さまで低下したもの(1/2硬化)
H34冷間加工を行い、さらに安定化処理したもの(1/2硬化)
H112展伸材においては積極的な加工硬化を加えずに、製造したままの状態で機械的性質の保証がされたもの
H114積極的な加工硬化を加えずに、製造したままの状態で機械的性質の保証がされたもの
T熱処理が施されたもの
T3焼入れ後、冷間加工したもの
T4焼きいれのみで、通常4日程度の常温放置で時効硬化したもの
T5高温加工から急冷し、焼き戻し処理を行ったもの
T6焼入れ後、人工時効硬化処理したもの。冷間加工を行わず優れた強度が得られる
T8焼入れ後、冷間加工を行ってから焼き戻し処理をしたもの
T651T6に引張加工を施して、残留応力を除去したもの。加工の歪みの防止に役立つ
*上記の調質は、全ての形状で製作されてるものではございません。板・棒・パイプ等などの形状やにサイズによって異なります。

アルミニウムの特性その1

展延性(延びる・伸びる)の性質があり、箔や細線に加工され広く利用されてる。
アルミニウム箔(アルミフォイル)は重要な工業材料であるとともに、私たちの日常生活における身近な製品として使用されてる。
1グラムの純アルミニウム(およそ1円硬貨の質量)から、厚さ12マイクロメートル、幅230ミリメートル、長さ12.4センチメートルになります。

アルミニウム基礎知識『番外編』

アルミニウム反射特性

アルミニウムは反射能の特性に優れていることから、吸収能と輻射能(ふくしゃのう)がきわめて小さく、熱の絶縁体として利用することができます。
一例として、冷房用冷却水管に対する外界からの熱拡散を絶縁する場合や、暖房用温水管からの熱放射を防止するために管の外側に空隙をつくって反射特性に優れるアルミニウム箔を巻きつける方法が行われます。
この方法によって、熱の伝導が絶たれて輻射線を反射し、輻射能が小さい特性が外部への熱放散を阻止します。
管との間に空隙つくりためには非金属の波形材を入れるか、または巻きつける箔にしわをつける方法がとられます。
しわをつけたアルミニウム箔はドイツでアルホルの商品名があり、工場や家庭用空調設備に利用されています。

アルミニウム箔も積もれば資源となる

わが国では、アルミニウムの原料であるボーキサイトが産出しない、アルミニウムの精錬には多大の電力が必要であるなどの理由から、二次地金、つまりスクラップからの再生地金が多く使用されています。
アルミニウムの二次地金は総需要量の約40%を占めており、アルミニウム缶に限ればリサイクル率は90%にもなっています。
しかし、アルミニウム箔のリサイクル率は極めて低く、大部分が破棄されてるのが実情です。
台所用品、菓子類やタバコの包装など使用されてるアルミニウム箔はほとんどが使用後に捨てられ、その量は約7トン、金額にして約130億円にもなると推定されてます。
限りある資源を有効に利用するための知恵と分別回収の徹底実践が求められます。

プチ知識

当社は主に、非鉄金属(アルミ・ステンレス・銅・黄銅等)の材料を販売しています。
まず、材料をお選びいただく上でお客様がどうのような物を製作されるか、ご希望されるかによって選ばれる材料は異なってまいります。
その選別の一つの参考にしていただくために、簡単にご説明させていただきます。
金属加工は、目的とする金属製品に適した原材料の選定、その材料の知識、金属加工設計が大切です。

まず、金属製品に適した原材料を選ぶには

さまざまな用途(美術・工芸品・宝飾品、道具・工具、機械部品・構造物他)の製品があり、要求機能 が異なっています。
 その要求機能が決まり、製品の形状が決まれば使用する金属材料が決まってきます。
「原材料の選定ポイント」を簡単に表にしてみました

上記のこれらの金属原材料は、要求特性に応じてさらに細分化されます

金属加工は、加工によって生じる材質変化を考慮に入れなければなりません。
曲げたり叩いたりして変形させると硬く、延びにくくなります。
これを加工硬化と呼びます。
加工硬化した部分を焼きなまし温度まで加熱すると軟らかくなり、金属の過熱及び冷却処理を熱処理と呼びます。
こうした金属材料の知識は、実経験から得たり金属の種類に応じたさまざまな特徴(熱膨張や溶解、 凝固など)についてあらかじめ知っておく必要があります。

金属加工は目的に応じて設計をする必要があります。

流れ

使用材料の形状・・・厚み・大きさ
加工場所、加工装置の形状、材料取の歩留まり、材料単価などの要素で決まる。
切り出し方法・・・熱的・機械的
切断方法、発生するバリ除去方法、材料の変形などを考慮する。
加工方法・・・塑性加工、熱処理、切断や研磨など
接合方法・・・接合るす場所、方法、接合の強度などを勘定する

金属加工についての大雑把な流れの説明をさせていただきました。
上記のご説明の通り、お客様の方でご使用される材料は十分考慮され、少しの加工であっても設計(詳細な図面)を製作され加工されることをお勧めします。

当社は主に材料の販売でありますが、お受けできる加工もございます。(切断・穴あけ他)
その場合、どのような加工であっても必ず図面をお送りください。
お待ちしております。

切断加工方法のご案内

シャーリング切断

切断面に丸みが出ます。また薄板の場合、裏面にカエリが出ます。
*板(4mmまで)の切断は特にご指定が無い場合はこの切断方法となります

カッター切断

切断面が直角に鋭く角立ちになります。カッター跡が残ります。薄板の切断はできません。
*シャーリング切断に比べ単価は上がります

ノコ切断

棒材などの寸法切りに使用します。側面にノコギリ跡が残ります。
*サイズ公差は一番大きいです

レーザー加工

レーザーが走った跡は黒く残ります。変形切りや正確なサイズの切断に適します。
*変形ギリの場合、詳細な図面が必要です

上記は一般的な切断加工です。
他にコンタ切りプレス抜きなどございます。
材質、サイズ、数量によって加工方法が異なります。
また、切断公差や納期対応ももそれぞれ異なりますので、予めご確認ください。

『アルミニウム』の弱点を簡単にご紹介

他の金属に比べ劣る部分を理解していただき、ご使用目的に合わせた金属をお選びください。

  • アルミは加工性が良い分、一般的に他の金属よりも柔らかいため傷つきやすい。取扱には注意が必要です。
  • 生地のままの材料を湿気の多い所に長期放置しておくと腐食します。また埃や薬品などが付着した部分から腐食が進行しやすくなります。アルマイト加工をするなど、保存方法には十分気をつける必要があります。
  • 弾力性が無い金属のため、バネや刃金には使えません。
  • 溶接をするにはかなり難しい金属です。
  • 融点は660℃。高温には弱いため使用場所によっては強度が心配です。
  • 下処理をしっかりしないと塗装がのりません。すぐはがれます。

以上、特性をよく理解していただきアルミをお選びください。

『参考メモ』

同じシルバー色をしてるアルミとステンレス。
鍋を例に上げて簡単に違いを説明します。素材選びの参考にして下さい。

ステンレスは、鉄をベースに、クロム・ニッケルなどを混ぜた合金です。
クロムなどにより、表面に強い酸化皮膜(不動態皮膜)ができることで、腐食に強い金属となります。
ただし、全く錆びない金属ではありません。
「錆びにくい」金属です。
一方アルミは元素記号Al 原子番号13 ボーキサイトという鉱物から作られます。
アルミは金属としては最も軽く比重が鉄や銅の3分の1です。

ステンレスとアルミでは熱の伝導性が大きく異なり、アルミの方がステンレスより数倍も熱を伝えます。

お鍋でお湯を沸かすとき、水は沸騰しても100度以上にはなりません。
アルミでできたお鍋では、熱がよく伝わるのでお湯に接していない上の部分もお湯の温度と比べてそんなにも温度が変わりません。
ところが、熱伝導性の悪いステンレスだと、お湯に接していない上部は、ガスコンロの熱気で温められてかなり高温になっています。だから、お湯を注ぐときにその高温部にふれて、ジュジュジュッと鳴ってお湯が跳ねたり、壁面に焦げができたりします。
また、お鍋の底でも、直接炎が当たっている部分の温度が極端に高くなるため焦げができます。

煮炊きをするためには、アルミのお鍋はステンレスより優れているといえるのでしょうが、アルミのお鍋にも欠点はあります。
融点が660度と金属としては低いこと、軟らかいことです。
だから、お鍋に傷がつくような料理には向いていません。
アルミでできたフライパンはありません。
それに比べ、ステンレスは、融点も高く、硬くて丈夫、錆びにくい特性を持っています。

アルミ鍋

軽い。熱伝導性が良い。熱持ちが悪い。傷つきやすい。変形しやすい。

ステンレス鍋

重い。熱伝導性が悪い。熱持ちが良い。傷つきにくい。変形しにくい。

(注)画像は参考資料となります。当社で販売してるものではごさいません。

以上、簡単にアルミとステンレスの鍋で比べてみました。
それぞれの持つ特徴をよく理解していただき、用途に合わせて素材をお選びください。

アルミの特徴

大きく順番にしてみました。
材料選びの参考にしてください。
形状にによっては取り扱っていない種類もございます。

強度

A1050A6063A5083A5052A5056A6061A2017A2011A2024A7075

耐食性

A2024
A2011
A2017
A7075A6061A1050
A5052
A5056
A5083
A6063

切削性

A1050
A5083
A5052
A5056
A6061
A6063
A2017
A2024
A7075
A2011

溶接性

A2011A2017
A2024
A2075
A5056
A5083
A1050
A5052
A6061
A6063

皆様からのお問い合わせをお待ちしております

Al-Mg-Si系「A6061」合金

最近よくお問い合わせいただくA6061について簡単にご説明いたします。
耐食性が良好で、主にボルト・リベット接合の構造用材として用いられる。
船舶・陸上構造物などに使用されてます。
T6処理(焼入れ後、人工時効硬化処理したもの。
冷間加工を行わず優れた強度が得られる)をすることによって、耐力245N/mm2以上でSS400鋼に相当し、設計上たわみを問題にしなければ、同等の許容応力が得られるという利点があります。

化学成分表

(略式のものですので詳しくはJISブックでご確認ください)


種類
Si
ケイ素
Fe
Cu
Mu
マンガン
Mg
マグネ
シウム
Cr
クロム
Zu
亜鉛
Ti
チタン

Al
アルミ
ニウム
A60630.20

0.6
0.35
以下
0.10
以下
0.10
以下
0.45

0.9
0.10
以下
0.10
以下
0.10
以下
0.15
以下
残部
★参考資料  『アルミ合金物質的性質の一部』

*物質的性質は質別によっても変わります。下記の数値はあくまでも参考資料です。

合金系統JIS記号熱伝導率
(25℃・Jgs)
導電率
(20℃・IACS・%)
硬さ
(Hv)
比重
g/cm3
Al-Mg-Si系A6061
A6063
155~184
209
40~43
55
105
60
2.7
2.69

当社では、押出丸管・角管・角棒・丸棒・アングル・チャンネルを取り扱っております。
お探しの物がございましたらお問い合わせください

Al-Mg-Si系「A6063」合金

みなさんにたくさんご購入いただいてます、アルミパイプ(丸管・角管)・アルミ角棒の材料、A6063について簡単にご説明致します。
A6063は代表的な押出用合金。
A6061より強度は低いが耐食性・表面処理性が良い。
優れた押出性を備え、建築用サッシを中心に、構造材として使用される。

化学成分表

(略式のものですので詳しくはJISブックでご確認ください)


種類
Si
ケイ素
Fe
Cu
Mu
マンガン
Mg
マグネ
シウム
Cr
クロム
Zu
亜鉛
Ti
チタン

Al
アルミ
ニウム
A60630.20

0.6
0.35
以下
0.10
以下
0.10
以下
0.45

0.9
0.10
以下
0.10
以下
0.10
以下
0.15
以下
残部

★参考資料  『アルミ合金物質的性質の一部』

*物質的性質は質別によっても変わります。下記の数値はあくまでも参考資料です。

合金系統JIS記号熱伝導率
(25℃・Jgs)
導電率
(20℃・IACS・%)
硬さ
(Hv)
比重
g/cm3
Al-Mg-Si系A6061
A6063
155~184
209
40~43
55
105
60
2.7
2.69

当社では、押出丸管・角管・角棒・丸棒・アングル・チャンネルを取り扱っております。
お探しの物がございましたらお問い合わせください

アルマイト加工(陽極酸化皮膜)について

アルミニウムは空気に触れることで自然に作られる皮膜で保護されているので錆びにくい材料と言われてますが、その皮膜は非常に薄いため水分や化学物質などと反応し変色や腐食がおこります。
ご使用になられる用途・環境によってはアルマイト加工(陽極酸化皮膜)したものをお勧めいたします。

アルマイト加工をすると、

  • 安定した酸化被膜が形成されるので、耐食性が優れ美しい外観を保つことができます。
  • 硬度が上がるので耐摩耗性も向上します。
  • アルマイト皮膜は絶縁性を持つため電気を流しません。
  • 熱伝導率はアルミニウムの約3分の1です。

上記の特徴を確認いただき材料をお選びください。
当社でご用意してる材料は、素材のままとなりますので、アルマイト加工が必要な場合は、お問い合わせ時にお知らせください。
ただし、材料や種類によってはアルマイト加工したものをご用意できない場合もございますので、予めご了承ください。

酸化アルミニウムは非常に硬質であり耐久性に優れてますが、強酸や強アルカリに対しては溶解したり腐食する場合があるので、注意が必要です。
また、アルミニウムはイオン化傾向が高い金属であるため、安定な酸化物であるとしても、海水や醤油(食塩などの電解質)に曝される場合、または、鉄や銅などの金属に湿潤状態で接触すると腐食しやすいので、使用上の注意が必要です。

超々ジュラルミン「A7075」について簡単にご説明致します

超々ジュラルミン「A7075」について簡単にご説明いたします

アルミ合金の中でもトップクラスの強度を持つ材料の一つです。
強度はありますが、反面、応力腐食割れや耐食性については使用環境に留意する必要があります。

化学成分表

(略式のものですので詳しくはJISブックでご確認ください)


種類
Si
ケイ素
Fe
Cu
Mu
マンガン
Mg
マグネ
シウム
Cr
クロム
Zu
亜鉛
Ti
チタン

Al
アルミ
ニウム
A70750.4
以下
0.5
以下
1.2

2.0
0.3
以下
2.1

2.9
0.18

0.28
5.1

6.1
0.2
以下
0.15
以下
残部
*一般材ではございませんので、サイズによってはご用意できません。まずはお探しのサイズをお問い合わせください。

現在、A7075を使ったiPhone5専用のアルミバンパーが販売されてます。軽くて使い易いそうですよ。
(この商品は当社では販売しておりません)

アルミ合金板「A5083」について簡単にご説明いたします

非熱処理型のアルミ合金の中では最高の強度を持つ材料です。
海水に強く、溶接性も良いため、船舶や車両用材、低温用タンク、圧力容器などに使用されてます。

化学成分表

(略式のものですので詳しくはJISブックでご確認ください) 


種類
Si
ケイ素
Fe
Cu
Mu
マンガン
Mg
マグネ
シウム
Cr
クロム
Zu
亜鉛
Ti
チタン

Al
アルミ
ニウム
A50830.40
以下
0.40
以下
0.10
以下
0.40

1.0
4.0

4.9
0.05
~0.25
0.25
以下
0.15
以下
0.15
以下
残部
*一般材としては汎用しておりませんので、形状等限られたものになります。

A2024(超ジュラルミン)について

純アルムに銅(4.5%)、マグネシウム(1.5%)、マンガン(0.6%)を含有したアルミ合金。
2017(ジュラルミン)よりさらに強度が高く、切削加工性も同様に優れたアルミ合金です。超ジュラルミンとも呼ばれます。
ただし強度のかわりに耐食性がやや低い。
溶接性は他のアルミ合金に比べて劣る為、結合にはリベットやボルトによる接合、抵抗スポット溶接が行われます。
切削性は他の合金に比べ良好である。

主な用途:
ねじ類、ギヤー部品、リベット類、航空宇宙機器、油圧部品、ゴム成形用金型、船舶用材等

A5052BとA5056B・アルミ丸棒の違い

同じAl-Mg(5000系)合金。
A5052は最も代表的な素材で、板で汎用品として使われています。
簡単にその違いを説明いたします。

A5052(耐海水性・溶接性)

中程度の強度を持つ合金で最も一般的に使用され、海水や汚染雰囲気に強い。

A5056(耐食性・快削・アルマイト性)

A5052よりも強度が高く、切削性を向上させ、耐食性も良い。

合金系統JIS記号熱伝導率
(25℃・Jgs)
導電率
(20℃・IACS・%)
硬さ
(Hv)
比重
g/cm3
Al-Mg系A5052
A5056
138
109~117
35
29~27
50~82
75~95
2.68
2.64
強度 A5052<A5056
切削性A5052<A5056
溶接性A5052>A5056
耐食性A5052=A5056
*種類によって、ご用意できるサイズが異なります。

お探しのものがございましたら、お気軽にお問い合わせください

参考一口メモ

当社でご用意してる材料は素材のままとなります。
最近よくアルマイト付・色付の材料(特にパイプ)のお問い合わせがありますが、アルマイト付・色付は即納品が無く、少量での販売ができない場合がございます。
そんな時に、市販スプレーで代用できるものがございますので、参考にご紹介いたします。

アルミ表面やメッキの輝きを守る、スプレー式アクリル系コート剤がございます。
薄い皮膜を表面に形成し腐食や酸化を防ぎます。無色透明で、金属面の光沢を保ちます。

アルミ建材を手軽に美しく補修・塗り替えができる12色のアルミカラースプレーがあります。
密着力・耐久性に優れていますので、長期間腐蝕から守ることができます。
非鉄金属用の下塗りスプレーを下塗りすると、上塗りの密着が向上します。

ただし、上記は当社で取り扱う商品ではございませんので、お客様ご自身でお探しいただき商品説明をよく読んだ上、お客様のご責任でご購入・ご使用ください。
当社が保証するものではございません。

アルミ相場:NSPについて

アルミ価格を決定させる『NSP』って?簡単に説明します。
New Standard Priceの略語で、アルミ地金の標準価格を示すものです。
基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。

NSP適用期間   相場適用期間
01~03月     09~11月
04~06月     12~02月
07~09月     03~05月
10~12月     06~08月

となります。
これは1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。
1年を4分割し3ケ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるものです。
反映の方法は、月間相場を3ケ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

実例

アルミ地金
平成26年6月:265
平成26年7月:276.8
平成26年8月:289.9
平均:277.2+10
平成26年10~12月:NSP290円決定

上記により10月1日よりアルミ材料の単価が上がりいたします。

「A5083P」・アルミ合金材

アルミ合金板。
比熱処理合金の中で最高の強度があり、耐食性、溶接性が良い。
耐食性と溶接性も良好です。
耐海水性や低温特性にも優れる材料のため、圧力容器や低温用のタンクにも使われるほか、溶接構造用材料として船舶、車両、化学プラントに使われることがあります。

*板のナマシ材でのご用意となります。
厚み2.0mm以上でご用意できます。
板以外は一般材として取り扱っておりません。

機械的性質

*参考資料より

化学成分表

*参考資料より

アルミ板表面

表面程度により、光沢・粗さが異なります。
参考資料としてご紹介いたします。
当社でご用意できるものは在庫状況により異なりますので、お問い合わせいただく際にご確認ください。
また、サイズ・数量によりご用意できない場合もございますので予めご了承ください。

製品表面記号粗さ(Raμm)見た目
純アルミ板
A1050
400x1200
SSB0.02~0.03鏡面光沢
HB0.03~0.05顔が映る程度
BF0.04~0.10ぼんやり顔が映る
MF(標準)0.2~0.5顔映りなし
参考資料より

ご用意できるのは厚み0.3mm~0.8mmの400x1200のサイズとなります。
厚み1.0mm以上、1000x2000以上のものは上記のご指定はできません。
また、厚みによっては製造していないものもございます。
お問い合わせ時にご確認ください

強度があり、加工性の良い材料「A2011」の加工例の紹介です

【A2011】*主に棒材のみとなります

Al-Cu系の快削アルミ合金材料で、少量のPb、Biを添加して切削性を高めた材料です。
強度も高く、切削に関しては高速域での自動機切削加工に優れてます。

加工例
アルミ快削六角棒
アルミ快削丸棒

上記は特注品となります。
ご希望の方はお問い合わせください

アルミホイルを使って排水口の「ぬめり予防」

排水口にたまるぬめりは、細菌やカビなどが原因となります。
それを少しでも抑えるためにアルミや銅が水と触れることで発生する「金属イオン」に効果があります。
金属イオンは殺菌作用があります。排水口にたまる細菌の繁殖を抑える事ができるのです。
アルミホイルを大きく丸め、排水口のかごに3、4個入れておくと、ぬめりは、かなり少なくなり、臭いも抑えられお掃除もしやすくなります。
銅である十円玉でも効果はありますが、黒ずんでしまうと効果は無くなります。
いずれにしても予防としての効果があるだけでコマメな掃除は欠かせません。
ご参考までにどうぞ。

A5052とA6063の違い

A5052

中程度の強度を持つ合金で最も一般的に使用され、耐海水性・溶接性が良く海水や汚染雰囲気に強い。

A6063

熱処理系耐食合金で、押出性がよい。
建材用、土木用材料や電気機器部品に使用されている。

種類によって、ご用意できるサイズが異なります。
お探しのものがございましたら、お気軽にお問い合わせください

熱伝導について他の素材と比較しながら簡単にご説明いたします

熱伝導率とは、ある物質について、熱の伝わりやすさが示された値のことである。
一個の物質において温度差がある場合、温度の高い部分から低い部分へと熱の移動現象が生じる。
この熱移動のおこりやすさが熱伝導率として表される。

熱伝導率の値が大きければ大きいほど、移動する熱量は大きく、熱が伝わりやすいことになる。
熱伝導率は金属、ガラス、プラスチック、セメント、木質材など、材料の種類と密度によって異なる。
値が小さいほど断熱性能が高いということになる。

熱伝導率(単位: W・m-1・K-1)

ダイアモンドアルミ真鍮ニッケルステンレスガラス空気
1000~200042039832023610590.98416.7~20.910.024

アルミプレート・鎚目加工

鎚目職人が手作業で打出し加工したものです。
打ち方、使用した道具により鎚目の大きさ詰り方が異なります。
鎚目加工した材料は受注生産となります。

表面は素材のままです。
アルミ素地の金属らしさが出ています。
他の素材(銅・黄銅)もオーダーメイドで製作可能です。
お探しのものがございましたら、お気軽にお問い合わせください
アルミ丸管、引抜きと押出しのサイズ公差。
JISブックからの参考資料となります。
現物品はその都度ご確認ください。

管サイズ公差

引抜き管サイズ公差(A1070TD・A5052TD)

外径

04~12mm以下
~25mm以下
~50mm以下
~75mm以下
~125mm以下
~150mm以下
~200mm以下

±0.08
±0.10
±0.13
±0.15
±0.20
±0.25
±0.38

*材料選びの参考にしてください

押出し管サイズ公差(A6063TE)

外径

13~25mm以下
~50mm以下
~100mm以下
~150mm以下
~200mm以下

±0.25
±0.30
±0.38
±0.64
±0.89

*材料選びの参考にしてください